①ノミ・ダニ対策
最近テレビでノミ・ダニ駆除のお薬のCMをよく目にします。
暖かくなってきたこの時期から、害虫も活発に活動し始めます。散歩の途中の草むらなどにはこういった害虫が待ち構えています。
ノミやダニが寄生すると、かまれた痒みのストレスだけではなく、様々な病気やお腹の寄生虫に感染する原因ともなります。
体についたノミ・ダニの駆除だけではなく、つくのを予防する効果のあるお薬もあります。
アウトドアやお散歩が楽しみなこれからの時期、まずはノミ・ダニの駆除予防から始めましょう。
② 狂犬病予防注射
ちょっと行政のお手伝いです。
毎年この時期は狂犬病の予防注射の時期です。役所から集合注射の案内が届くころだと思います。
狂犬病は何年も国内での発生はありませんが、犬や人にだけではなく、様々な哺乳動物に感染し、治療法がなく死亡率の
高い病気です。日本には野生動物がたくさん生息しているので、接種をやめることはできません。
千葉県で逃げ出したピットブルのように注射が嫌いだからとか、集合注射に連れていけないからと言わず、予防注射を受
けましょう。
③フィラリア予防
ノミやダニと同様に、蚊の活動も活発になってきます。
フィラリアは蚊が媒介し、犬の心臓に犬糸状虫という虫が寄生する病気です。
フィラリアも投薬で確実に感染を防ぐことができます。
薬には次のような様々なタイプのものがあります。
・フィラリアのみを予防するもの
・フィラリアの予防とお腹の寄生
虫駆除が一緒にできるもの
・フィラリア・ノミ・ダニの予防
とお腹の寄生虫駆除が一緒にで
きるもの
フィラリアは感染してからだと治療に大きな負担がかかり、命に係わる病気ですが、薬で確実に防げる病気です。
ワンちゃんに合ったお薬で予防しましょう。
④ マイクロチップ
マイクロチップとは、直径2mm、長さ12mm程度の円筒形で、外側に生体適合ガラスを使用した電子標識器具で、専用の注入器を使って首から肩甲骨のあたりの皮下に埋め込みます。
一度埋め込むと、首輪や名札のように外れ落ちる心配が少なく、半永久的に読み取りが可能な個体識別証になります。
今年の6月から繁殖を行うブリーダーやペットショップなどの業者には販売される犬や猫について、マイクロチップを装着し、国(環境省)のデータベースに登録することが義務づけられます。
つまり、6月以降にブリーダーやペットショップなどで購入した犬や猫にはマイクロチップがすでに装着されており、犬や猫を購入したら、飼い主さんが氏名や住所、電話番号などを登録することが義務づけられます。
すでに飼っている人や保護団体などの販売業者以外から犬や猫を譲り受けた場合には、マイクロチップの装着は義務ではなく、努力義務となっています。
多くのペットショップではすでにマイクロチップが装着された状態で販売がされていますので、民間事業者が実施しているマイクロチップ登録制度に登録していることと思われます。
このような犬や猫の飼い主の方は、指定登録機関である公益社団法人日本獣医師会が公開している「移行登録サイト」から環境省のデータベースに登録することができます。
5月末までは無料で移行登録できますが、6月になると有料になります。今のうちに忘れずに移行してください。
マイクロチップは、犬や猫が迷子になったときや、地震や水害などの災害、盗難や事故などによって、飼い主と離ればなれになった時に、リーダーでデータを読み取り、データベースに登録されている飼い主の情報と照合することで、飼い主の元へ戻すことができます。
なるべくマイクロチップを装着するようにし、必ず登録をしましょう。
新聞、地域コミュニティ誌に紹介していただきました。
羽島新報 2017年12月22日発行
中日新聞 朝刊岐阜・近郊版 2017年12月27日
岐阜県羽島市から飼い主様のご自宅に
うかがい診察する往診専門の動物病院
です。
診療対象動物は、イヌ、ネコ、ウサギ、インコ等です。
エキゾチックアニマルや、は虫類等に
ついてはご相談ください。
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